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DOJIN選書 5
黄金比の謎
- 著者:
- 渡邉 泰治 著
- 内容紹介
- 目次
- 追加情報
1.61803398… 黄金比は中途半端な数なのに,なぜかちょうどよい感覚をもたらす.さらに人の感覚のちょうどよさだけでなく,自然界の摂理におけるちょうどよさ,数学におけるちょうどよさをも黄金比はつないでいくのだ.かたつむり,ひまわり,ピラミッドからフィボナッチ数列や円周率πなどと不思議なつながりをもつ黄金比に数学の光を当て,この数に秘められた奇妙な性質を浮き彫りにする.
序章 黄金比との出会い
第1章 もののかたちと黄金比
一 かたちの戦略
無生物のかたち
かたちが先か法則が先か
生存に有利なかたち
意図的なかたち
二 もののかたちと数学
平面図形
立体図形
関数
数列
三 登場、黄金比とフィボナッチ数列
もっとも美しい長方形
黄金角と葉っぱの出方
うさぎのつがい問題
第2章 黄金比を解剖する
一 ほどよい数
黄金比とユークリッド
黄金比のちょうどよさ
入れ子構造
二 ほどよい図形
長方形と正方形のちょうどよい関係
似たような比率
黄金比、正五角形に現る
もう一つの気になる図形と数
品評会
三 意外性を秘めたフィボナッチ数列
えっ! 数列の中に黄金比が
自由で寛容な数学
やわらかな数学
天と地ほどの開き
パスカルの三角形に現れたフィボナッチ数列
四 黄金比とフィボナッチ数列の親密な関係
第3章 生物は黄金比を選択するか?
一 フィボナッチ数列と枝分かれ
細胞分裂
カリフラワー
部分と全体
二 葉の出方のしくみ
重なる葉っぱ
少しずれて出る葉っぱ
絶妙な配置
植物は黄金角がお好き
三 カタツムリと黄金比
カタツムリの殻
らせんと黄金比
第4章 芸術に見え隠れする黄金比
一 黄金比への憧れ
ピラミッド
パルテノン神殿
ミロのヴィーナスと北斎
魅惑の黄金比
二 音楽にひそむ黄金比
バルトークの試み
音楽と数学と物理
高いドと低いドの差
音階の骨格
ドレミファソラシドへの道のり
機能的美しさの平均律
純正律と平均律のほどよさ
第5章 数学の美しさと黄金比の仲間たち
一 数学の美的感覚
数学的な美しさとは
つりあいのとれた美しさ
関数の美しさの真髄
論理的な美しさ
自然美と絶対美
二 中途半端でちょうどよい数
中途半端な数
ちょうどよい数
π
πの機能
πの造形
eの造形
eの機能
i
iはどこにあるか
π、e、iのハーモニー
三 摩訶不思議な無限
無限を数える
ゼロの理解
アキレスと亀の競争
1=0.99999…
第6章 自然も好む関数の造形と機能
一 タケノコ、サーチライト、アンテナ、天体と円錐曲線
タケノコの切り口と二次曲線
運動をとらえる方程式
放物線の表し方
ひとくくりにする
焦点の役割
二 どんどん増える 指数関数の美しさ
増殖――指数関数の機能
たわみ――指数関数の造形
三 五感で感じる三角関数
振動をとらえる
複雑な振動の扱い方
四 らせん
二つのらせんの性質
飛んで火に入る夏の虫
第7章 予測困難? 数列がおりなすかたち
一 自己相似形とフラクタル
数列のふるまい
無限入れ子構造
図形に見る無限入れ子構造
奇妙奇天烈な形
二 カオス
行き先不明の点列
小さな変化の影響
噂の広がり方
第8章 情報科学にひそむ「ほどよさ」
一 でたらめがつくるかたち
酔っ払いはどこへいく
でたらめの分布
ばらつきに現れるちょうどよさ
二 生存競争がつくるかたち――ライフ・ゲーム
三 黄金探索アルゴリズム
半分ずつに縮める――二分法
黄金比で分ける――黄金分割法
どちらを好む?
三 ゲーム「一山崩し」とフィボナッチ数列
ゲーム「一山崩し」
「一山崩し」必勝法
終章 黄金比の美しさは、どこからくるのか――あとがきにかえて
付録
- 出版社:
- 化学同人
- 判型:
- B6
- ページ数:
- 242ページ
- 本体価格:
- 1700円
- ISBN:
- 9784759813050
- 発売日:
- 2007年 03月 20日
