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科学読み物   

DOJIN選書 36 

生命の起源を宇宙に求めて

パンスペルミアの方舟

著者:
長沼 毅 著 
  • 内容紹介
  • 目次
  • 追加情報

生命の起源は地球にあったのだろうか? 宇宙空間を飛び交う生命の種が,地球に飛来し,進化して人間になったと考えてもおかしくないのではないか? 本書では「パンスペルミア説」として知られる,地球生命の宇宙起源論を,さまざまな証拠をもとに精緻に論証する.地球から始まる生命の起源を探る旅は,火星,彗星,天の川銀河などをめぐり,どこに漂着するだろうか.あなたの常識が激しく揺さぶられることと必至の,知的興奮の書.

まえがき

第一章 生命は地球で誕生しなかった
生物の自然発生説  自然発生説への疑念  自然発生説の否定――パスツールの偉大な功績  自然発生説の復活――生命の起源  「最初の生命」の自然発生  ミラーの実験――化学進化の再現  天然のミラーの実験室――深海熱水噴出孔  最古の生命の痕跡と微生物の化石  後期重爆撃期の後にでた祖先?――LUCA  いきなり完成度の高い生命体の存在  LUCAの祖先  LUCAの祖先のゲノムの大きさ  偶然の確率論  RNAワールド  RNAワールドの弱点  RNAワールドの救世主

第二章 生命は火星から地球に飛来した?
火星に生命が存在した可能性  原始火星の「海」  原始火星の磁場  暗い太陽のパラドックス  原始火星の大気  原始火星の大地  生命の必要条件と十分条件  生命のエネルギー源――酸化還元反応  原始火星の酸化還元環境  原始火星の熱水噴出孔  バイキング生物学実験  火星から地球に飛来した隕石

第三章 パンスペルミア説の発展と受難
宇宙胚種としてのパンスペルミア  パンスペルミア説の系譜  トムソン(ケルビン卿)のパンスペルミア説  ヘルムホルツのパンスペルミア説  アレニウスのパンスペルミア説  ホイル卿の登場  ホイルとウィクラマシンジのパンスペルミア説  ホイル卿へのインタビュー  クリックのパンスペルミア説  パンスペルミア説を支持する近年の論拠  パンスペルミア説が支持されない理由

第四章 パンスペルミアを生みだす宇宙
生物と天体  惑星ソラリスはあり得るか  宇宙の大きさ  宇宙の星の数、原子の数  地球型生物の元素と原子  宇宙における元素の生成  元素合成のマジックナンバー  鉄が豊富になる宇宙  宇宙の元素存在度のカレンダー  生命誕生に必要な大数性

第五章 パンスペルミアの故郷
地球生命の起源は地球ローカルか  ローカル起源からユニバーサル起源へ  パンスペルミアの故郷を考えるにあたって  パンスペルミアは星雲で生まれた  試行錯誤の場としての宇宙塵の大数  生命誕生の偶然と必然  がらくたワールド仮説  円偏光とβ線  宇宙塵をイメージする  宇宙塵が彗星になる  フランケンシュタインの怪物の生気  非生命から生命への大跳躍  生命への「一撃」  生命誕生への試行錯誤  散逸について  散逸構造とエントロピー増大原理  生命という散逸構造  カオスによる増殖という可能性

第六章 パンスペルミアの方舟
パンスペルミアの継代  生命に過酷な宇宙環境  宇宙放射線と生命  遮蔽ということ  太陽フレアと宇宙天気予報  大気、水、岩石の遮蔽効果  銀河ハビタブルゾーン  隕石・彗星内ハビタブルゾーン  大気圏突入による加熱  地表への衝突ショック  単体で旅するパンスペルミア?  照射実験  彗星こそ「方舟」の実体か  銀河系の「腕」  アンドロメダ銀河との衝突  西暦三〇〇〇〇年、ふたつの太陽系のニアミス  西暦一〇〇〇〇年、ウォルフ424の大接近

あとがき

参考文献

出版社:
化学同人
判型:
B6
ページ数:
240ページ
本体価格:
1700円
ISBN:
9784759813364
発売日:
2010年 11月 30日
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