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徹底検証!福島原発事故 何が問題だったのか
4事故調報告書の比較分析から見えてきたこと - 著者:
- 日本科学技術ジャーナリスト会議 編集
- 内容紹介
- 目次
- 追加情報
事故の発生に痛惜の念を抱き,真相を闇に葬らないために,科学ジャーナリスト集団が,57の視点から4つの事故調査報告書(政府・国会・民間・東電)を徹底分析し,進むべき道を探る.それによってあぶり出された福島原発事故の新たな真実とは!?
◆プロローグ「われわれはなぜ再検証するのか」
◆第Ⅰ部 原発事故前の安全対策
東電は貞観地震による津波の警告を軽視したか/大津波は本当に「想定外」だったのか/バックチェックは適切に実施されていたか/安全審査・規制に落ち度はなかったか/シビアアクシデント対策は講じられていたか/絶対安全神話はどのようにして生まれたか/原子力ムラの存在をどのように捉えたか
◆第Ⅱ部 原発事故の発生・進展
地震動は事故の深刻化に影響しなかったのか/事故の直接的原因は何であったか/全電源喪失はなぜ起こったのか/水素爆発はなぜ起こったのか,水蒸気爆発はなかったのか/使用済み燃料プールで何が起こっていたのか/圧力容器と格納容器で何が起こったのか/メルトダウンはなぜ防げなかったのか
オフサイトセンターはなぜ機能しなかったのか/1~3号機で事故の進展が違ったのはなぜか/福島第一原発2号機で何が起こったのか/福島第二,女川,東海第二原発はなぜ事故をまぬがれたか/原子炉のターンキー契約導入に問題はなかったのか/事故評価レベル7がなぜすぐ出なかったのか
◆第Ⅲ部 原発事故への対応
東電,政府の意思決定は正しかったか/菅首相の現地視察が東電の対応を遅らせたか/果たして注水作業は中断されたのか/海水注入はなぜ遅れたか/緊急時のIC操作は妥当であったか/ベント作業は正しく実施されたか/汚染水処理に問題はなかったのか/吉田所長をはじめ現場の人たちはどう動いたか/東電の「全面撤退」は本当になかったのか/東電と政府の情報はなぜ信頼されなかったか/事故の情報共有はなぜうまくいかなかったか/物資調達の遅れが事故を深刻化させた原因か/放射線の校庭利用基準値は妥当であったか/官邸は過剰介入したのか/原子力安全・保安院はなぜ機能しなかったのか/米国は何を求め,日本はどう対応したのか
◆第Ⅳ部 原発事故後の住民への対応
政府の避難指示は適切だったか/住民は避難指示をどう受け止めたか/避難区域の決定は正しかったか/なぜSPEEDIの情報を使わなかったのか/放射線モニタリングのデータは信用に足るものか/防災計画・防災対策は適切に行われていたか/緊急時対応の混乱はなぜ起こったのか/低線量被ばくの人体に対する影響をどう見たか/ヨウ素剤の配布,服用がなぜ円滑に実施されなかったのか/放射性セシウムの人体・環境への影響をどう見たか/放射線による健康被害の対策は講じられていたか/原発作業員の被ばくはどの程度深刻だったのか/放射線汚染食品の検査はうまく実施されたか/除染処理はこのままでよいのか/風評被害を防ぐ対策は適切に講じられていたか
◆第Ⅴ部 原発事故と組織・制度
事故処理のリーダーは誰だったのか/原子力規制当局の独立性に問題はなかったのか/福島原発事故の責任者は一体誰か/今回の原発事故は「天災」か「人災」か/「最悪のシナリオ」をつくった理由は何か/事故調の対策と提言は十分と言えるか
◆エピローグ【座談会】4事故調報告書の徹底分析から見えてきたこと
<資料> 事故調報告書を読み解くために
事故前の福島第一原発の様子と施設配置図/福島原発事故関連の原子力発電所 設備・被害比較表/福島第一原発1号機のマークⅠ型原子炉の概略図/福島第一原発1号機の非常用復水器(IC)とベント設備/福島第一原発2号機のブローアウトパネルとパネルが開く仕組み/福島第一原発80 km圏内のセシウムによる汚染状況/放射線の発がんリスクの各モデル/年齢・性別による放射線の影響
- 出版社:
- 化学同人
- 判型:
- A5
- ページ数:
- 296ページ
- 本体価格:
- 1900円
- ISBN:
- 9784759815443
- 発売日:
- 2013年 03月 07日
