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科学読み物   

DOJIN選書 12 

中国の環境問題 今なにが起きているのか

著者:
井村 秀文 著 
  • 内容紹介
  • 目次
  • 追加情報

躍進のつづく中国経済.驚異的な経済成長を謳歌する一方で,大気汚染や海洋汚染,資源消費の増大など,環境問題が深刻さを増している.人びとの生活水準は向上し,「小康」社会を実現した今こそ,中国の環境問題の転機である.中国が直面している問題とはなにか? 「東アジア環境共同体」の一員として,日本にできることはなにか? その現状に鋭く切り込む!

第1章 国境なき環境問題
一 大陸からの影響(中国起源と見られる光化学スモッグ/黄砂と酸性雨/偏西風/海洋汚染)
二 中国の発展に不可欠な資源(リサイクル資源の行方/資源を喰う怪物と化す中国/地球温暖化問題)
三 日中環境協力の針路(経済の国際化と環境問題/東アジア環境共同体/日中環境協力)
第2章 中国の環境問題をどう理解するか
一 日中関係の変遷(近くて遠い国だった中国/国交回復/現代の中国と環境問題)
二 問題理解の第一歩(国土/地域行政/沿海と内陸の格差)
三 近代化と環境問題(重工業化/改革開放/経済格差)
四 驚異的な経済成長(高い経済成長率/資源・エネルギーをいかに確保するか/都市化と建設ラッシュ/小康社会/日本の経験)
五 中国が直面する問題(問題分野の変化/中国の弱点/グローバル市場と中国の責任/強化が必要な汚染対策)
第3章 拡大する資源消費、めざす循環経済
一 資源消費が引き起こす問題(先進国型問題への移行/交通網、流通機構の拡大と資源消費/脅威の種となる中国の資源消費/資源獲得で競合する日本と中国/エネルギー効率を高める技術/加速する石油消費)
二 エネルギーの供給構造(恵まれた石炭資源/伸び悩む石油生産量/西気東輸/進む原発建設/エネルギー需給の未来予測/石油代替エネルギー――石炭液化とバイオマス)
三 資源・エネルギーは節約できるか(省エネルギーと汚染対策/CDMプロジェクト/リサイクル事情/循環経済――高品質・高効率・低公害/増大する生活廃棄物とゴミ処理)
第4章 国家の命運を握る水問題
一 水不足、水汚染という爆弾(深刻化する水不足、水汚染/経済発展の制約となる水不足/水質基準/工業排水と環境モニタリング)
二 北京の憂鬱(飲料水事情/水不足に悩む北京市/北京市の節水対策/北京市を支える二つのダム/水質改善に寄与する下水処理施設)
三 水汚染の実態、対策の現状(太湖の水汚染/巣湖と●池/三河三湖の汚染対策/南水北調プロジェクト/ 三峡ダムと土砂堆積の問題/進まぬ下水道整備/海洋汚染/健康への影響――ヒ素、フッ素汚染)
四 治水への取り組み(断流の黄河、洪水の長江/水行政の転換/水資源をいかに管理するか/取水許可制度)
第5章 広範な影響を及ぼす大気汚染
一 広がる大気汚染(大気汚染の基準/北京市の大気汚染/その他の都市の大気汚染/両控区
二 大気汚染拡大の要因(減少しない石炭消費/豊富な石炭資源が抱える問題/増えつづける自動車)
三 酸性雨対策の国際協力(酸性雨/東アジア酸性雨モニタリングネットワーク/日中環境開発モデル都市構想)
第6章 中国を支える農業と自然
一 農業国中国の実情(変貌する中国の大地/三農問題/食料生産/耕地の減少)
二 環境問題と農業のかかわり(食生活の変化/農地の環境保護/水土流出対策事業/退耕還林と退耕還草/一筋縄ではいかない砂漠化・黄砂/豊かな生物多様性の国)
第7章 実行力をともなうか?――環境管理システム
一 地方と中央の環境行政の差(法律と組織/国家環境保護総局(環保総局)/開発優先の地方の環境行政/各地で発生する環境汚染被害と環境暴動)
二 先進的な環境管理の考え方(環境管理の理念と手法/独自色の強い環境管理制度/中国的問題/環境管理の新たな潮流)
終章 中国の風景――あとがきにかえて

出版社:
化学同人
判型:
B6
ページ数:
224ページ
本体価格:
1600円
ISBN:
9784759813128
発売日:
2007年 11月 01日
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